生活習慣病とは

これまで「成人病」と呼ばれていた、食生活・運動・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣が、発症や進行に大きく関与する慢性の病気のことです。遺伝などでなりやすい人もいますが,生活習慣を見直すことによって予防が可能です。

生活習慣と関連する代表的な病気として、以下のものがあげれられます。

食習慣 糖尿病(成人型)、肥満、高脂血症、高尿酸血症、循環器病、大腸がん、歯周病など
運動習慣 糖尿病(成人型)、肥満、高脂血症、高血圧など
喫煙 肺扁平上皮がん、慢性気管支炎、肺気腫、循環器病、歯周病など
飲酒 アルコール性肝疾患など

男性のがんの 1/3、女性のがんの 1/2が、食べ物が原因と推定されており、毎日の食事に注意すれば、かなりのがんが防げると考えられています。

喫煙、過労や睡眠不足、ストレス、運動不足などがあると、がんへの抵抗力が弱くなります。がんの早期発見には定期的に健康診断を受けることが大切です。

健康診断

健康診断の結果に現れた異常の多くは、生活習慣を修正することで良くすることができます。

健康診断の結果は単純に数値をみるだけではなく、毎年の検査値の変化を読みとり、体の状態や体調の微妙な変化を把握し、健康づくりの道しるべにすることが大切です。

生活習慣病予防健診は、自分の生活習慣を見直す絶好のチャンスです。積極的に検査をしてもらい、生活習慣病対策をしましょう。

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