高血圧

高血圧とは、上…140mmHg以上、下…90mmHg以上であることをいい、特に気を付けるのが下の血圧になります。下の血圧が高ければ、血管の弾力性が失われている証拠になります。つまり、動脈硬化が進んでいるという事なので、日頃から血圧を計ることがこれらの病気の予防となります。

高血圧は、血液が血管に通常以上の圧力をかけている状態になりますので、結果心臓病(狭心症や心筋梗塞など)や脳血管の病気(脳出血や脳梗塞など)、腎不全などの命にかかわる様々な合併症を招きやすくなります。

血圧の上昇の原因が明らかな場合を二次性高血圧と呼びます。しかし、これは高血圧全体の10%未満にすぎず、原因が特定できない本態性高血圧が大部分を占めているのが現状です。

二次性高血圧

二次性高血圧の中には、腎臓への動脈が狭くなって起こる腎血管性高血圧や、血圧を上げるホルモンの過剰によって起こるものがありますが、これらは原因を取り除くことで治療が可能です。

本態性高血圧

日本人の高血圧の90%は本態性高血圧と呼ばれ、なぜ、血圧が上がってしまったのか分からないのですが、主に「遺伝」と「食塩摂取量」に関連があると考えられています。

妊娠中毒症

妊娠中毒症とは、妊娠に高血圧、蛋白尿、浮腫の一つもしくは二つ以上の症状がみられ、かつこれらの症状が単なる妊娠偶発合併症によるものでないもので、妊娠20週以降から産褥6週以内に発症したものをいう。(日本産科婦人科学会)

むくみ 蛋白尿 高血圧

妊娠中毒症の主な症状である、むくみ・蛋白尿・高血圧は、初産婦・高血圧の家系・妊娠中の無理な作業・糖尿病・多胎妊娠・肥満傾向の人などに起こりやすいのですが、原因ははっきりとわかっていません。

むくみ・蛋白尿・高血圧を感じたら、塩分・カロリーを制限し、安静にして無理をしないようにして下さい。また、早流産・子宮内胎児死亡・未熟児・死産・新生児死亡などの原因になりますので気がついたら、必ず担当医に相談して下さい。

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高血圧をぐんぐん下げる大百科 (主婦の友新実用BOOKS Clinic)